ふるめも

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Just Because!(ジャストビコーズ)8話「High Dynamic Range」感想・考察

 今回もまたまた更新が遅くなってしまいました。

 本編が一気に盛り上がってきたのですが会話がメインだし見れば分かるわ!となってしまうので意外と書くのに手間取ってしまいますね。まあそもそも書き始めるのが遅いんですけど。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

【前回】7話「Snow day 」感想・考察はこちら

【次回】9話「Answer」感想・考察はこちら

Just Because! 8話「High Dynamic Range」

絵コンテ:下田正美、前園文夫、小林敦
演出:佐々木純人
作画監督:室山祥子、関口雅浩、日高真由美、小澤円、舘崎大、中村翠、坂本ひろみ、福井麻記
総作画監督:平山寛菜

あらすじ

センター試験が終わったらやろうと話していたお疲れ会が、葉月の家で開かれる。集まったのはグループ「えのすい」の五人。
その集まりの最中、美緒は瑛太のことを気にしている。センター試験からの帰り道で、恵那に言われたことが気になっていた。恵那は瑛太のことをデートに誘ってもいいか、美緒に聞いてきたから……。それに、美緒はダメと答えていた。
翌日の日曜日。恵那に呼び出された瑛太は、待ち合わせ場所に向かう途中に美緒とばったり遭遇する。予備校に行くかと思えば、途中までついてきて、何か不満そうな態度。わけがわからないまま、恵那と合流してしまい、ますます居心地の悪い空気になる。
結局、理由がわからないまま美緒とは別れ、瑛太は恵那とふたりで江の島に行くことに。はたから見れば、それはデートをしているような光景だった。(公式HPより)

 前回に続き瑛太-夏目-小宮を軸にして進んでいく今回。特に小宮→瑛太の矢印が一気に動きましたね。

 小宮恵那があまりにも最強すぎるので最強すぎる!と言って記事を終えたいところですがせっかく書いているので振り返っていきます。ちなみに個人的にはキャラとしては小宮が好きだけど瑛太とくっついてほしいのは夏目って感じです。

感想・振り返り

久しぶりの全員集合
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©FOA/Just Because! 製作委員会

 センター試験が終わり夏目が一段落したタイミングで久しぶりに「えのすい」全員集合での鍋パ。結局初詣もバラバラだったし全員一緒の描写となるのは本当に江ノ水に行った以来ですかね。個人的にはここでのキーパーソンは夏目と森川だったかな、と感じています。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

 最近気持ちの整理ができていない夏目の発言に「夏目さんも愚痴っぽいこと言うんだと思って」と驚く森川。忘れがちですが夏目は生徒会長であり学友のメンバーを見ているとクラス内のカースト的なものも相当高いと思われます。視聴者的にはあまり感じないですがあまり交流のないクラスメート達からは完璧すぎてちょっと近づきにくいといった印象を持たれているのかもしれませんね。5話の相談で1ステップ踏んでいるためここでの会話がより映えていた印象です。

 また、小宮絡みで夏目は瑛太のことを少し気にしていたり瑛太瑛太で受験することを言っていなかったりと微妙な空気感なのも面白いですね。そんな中もう吹っ切れている相馬の明るさは良い味を出しているな~ともなります。

 変わりたいと思っている森川が少しずつ前に進んでいる様子は細かい描写や弟妹との会話で描かれていますが、最後に思い切った一歩を踏み出していてとんでもねえ!となっちゃいました。

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©FOA/Just Because! 製作委員会
小宮とのデート

 前回の引きではまだここまで踏み切るとは思っていなかったのですが、小宮が一気に動き始めます。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

 小宮恵那、いくら何でも可愛すぎる。それしか書くことがなさすぎます。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

 このシーンで咲いているチューリップ。色によって花言葉が違うのですが一番目立って咲いている黄色のチューリップの花言葉「実らぬ恋」なので悲しくなっちゃいますね。*1

 瑛太が夏目一筋なのを理解している小宮ですがそれでも瑛太が喜んでくれるよう考えていて健気すぎます。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

 「コンクールで賞取ったら先輩に告白する!」ってそれもう告白じゃんね…。

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©FOA/Just Because! 製作委員会
夏目のわだかまり、小宮への気持ち

 小宮パートはわざわざ何か書くのも不躾な気がするしさらっと書いて次いで夏目に焦点を当てていきます。決して書くのが面倒だった訳ではないです。

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©FOA/Just Because! 製作委員会

 鍋パでも描写がありましたが今回少し分かりやすく夏目のパーソナルな部分が掘り下げられました。受験や瑛太-小宮絡みでわだかまりのあった夏目ですがやや明確にアイデンティティの確立といった問題が提示されたのかな、と感じます。

 受験に向けた勉学や生徒会長など精一杯頑張っていた夏目ですがそれはどこか姉を追いかけていて、自分の意志でやりたいことがぼやけていたのかもしれません。もちろんそれ自体が悪いという話ではないのですが、そういった部分が今回の夏目に関する描写で見えたかなといったところ。

 そして自由奔放に突っ走っている小宮は夏目から見ると憧れ嫉妬の対象になっていたとも考えられます。前々から書いている通り小宮にも背景事情がありそうなので難しいところですが、そんな視点も含め残り4話どうまとまっていくのか楽しみです。

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©FOA/Just Because! 製作委員会


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