Just Because!(ジャストビコーズ)4話「Full swing」感想・考察
アニメの感想を書くぞ!と意気込んだけれど無計画すぎるので唐突に4話の感想から書いちゃったりします。のんびり書いていたら既に5話が放送されているけど4話の感想をウキウキ書いてしまいますね。
書き終えたらさっさと5話を見てそっちの感想も書いていきたいです。
【次回】5話「Rolling stones」感想・考察はこちら
Just Because! 4話「Full swing」
絵コンテ:吉田泰三、小林敦
演出:三浦慧
作画監督:南井尚子、本田敬一、東亮太 山口菜、緒方歩惟、三島詠子
総作画監督:高田晃
あらすじ
大晦日の日に、受験生である美緒の合格祈願もかねて、一緒に初詣に行こうと約束をしたグループ「えのすい」の五人。その日に「今度こそ告白する」と、陽斗は瑛太と美緒に宣言していた。やってきた十二月三十一日。瑛太、美緒、依子の三人は突然の用事で初詣に行けなくなったとLINEの連絡で言い出す。それは、陽斗と葉月をふたりきりにさせるため、美緒の提案で決めたことだった。なんとなく気づいている陽斗。わかっていない葉月。帰り際、陽斗は葉月を呼び止めて、今度こそ告白をする。
一方、ドタキャン組の三人も、別の神社に初詣に行っていた。依子とは途中で別れ、美緒とふたりきりになる瑛太。妙に明るく振る舞っている美緒の態度が気になり、「陽斗のことはいいのか」と美緒に尋ねる。それでも、美緒は言い訳をして自分の気持ちをなかったことにしようとしていた。瑛太は苛立ち、感情的になった勢いで美緒に対する自分の想いを言いかけていた。(公式HPより)
ということで主に初詣でのお話。
話の比率としては夏目→相馬→森川の話が軸になりつつ、瑛太→夏目もやや深く踏み入ってきた感じでしょうか。
後半は「えのすい」組がメインだったため出番が少なかったですが序盤は瑛太-小宮の絡みがだいぶ重く描かれていて、今後の展開としては一番楽しみとも言える部分ですね。
シーンをいくつかピックアップしながら振り返っていきます。
感想・振り返り
「うまくいくと良いね、告白」
個人的に3話で一番印象に残ったシーン。
相馬に言葉をかけながら自分自身に問いかけた「私、いま上手く笑えているかな?」といった言葉が完全に聞こえてきてしまいます。相馬が好きだからこその夏目の表情が良すぎてう~んこれは瑛太の気持ちが分かってしまうな~となってしまいますね。
「今の調子で会長にも告白すればいーじゃん!」
転校してきてからも相馬や夏目といった中学の頃の同級生とまた一緒にいる瑛太にとって小宮の存在は新鮮さの象徴になっていると感じます。
小宮の自由奔放で突拍子がないパワフルな部分は今までの交友関係で瑛太があまり触れてこなかった部分であり、また瑛太自身にもない部分なのではないでしょうか。瑛太が今までつくってきた世界、自分自身の立ち振まいが小宮によってどう色づけられていくのか、どう変わっていくのかというのは本当にこの作品の見どころになりそうです。
受験や相馬の事で煮詰まっている夏目を見ている瑛太も晴れ晴れとした気分ではないので小宮のズケズケと付け込んでくる性格に鬱陶しさは感じながらも実は助けられ、楽しめているのかもしれません。
「私がいま面白ければ良いの」
だからと言って小宮も何も考えずにヘラヘラかき回しているアスペキャラではありません。こういう芯がしっかりしてそうなヘラヘラキャラにはそれ相応の生い立ちがあるものです。
普通のヘラヘラしてる子が「私がいま面白ければ良い」なんて絶対言わないしこれはもう事件に遭っていたり何かトラウマを抱えていたりしているでしょう。それが「だから絶対廃部になんかさせない」へどう繋がっているのかも気になります。
依子の「でも、男子ってああいうの好きでしょ?」に「別になんとも思ってない」と答えた瑛太、恐らくはこの段階の本心であると思うし「一緒にいると楽しいかも」とすら明確には思っていないように感じます。最終話辺りまで進んだ後にこのシーンを瑛太に見させたら「そりゃ、好きだけど」みたいに言いそうな気がしちゃいますね。全く分からないけど。
それぞれの初詣
ついに告白した相馬!フラれました!仕方なし!
相馬の大胆な告白の裏で瑛太と夏目も大きく動いていました。
ここでの瑛太は苛立ちの感情が大きかったのではないかと個人的には思います。
「必死に、受験を言い訳にしてさ」と食って掛かる瑛太。瑛太が夏目が好きだけれどそれを半ば諦め、隠しているのは「夏目は相馬が本当に好きだし本人が良いならそれが一番」と思っているからだと感じます。だというのに最近の夏目はウジウジしていて耐えられず、しかし言わば「自分が納得するための怒り」を夏目にぶつけてしまいました。
瑛太はそういうので自己嫌悪してしまいそうなタイプだしすぐに「余計なこと言った、ごめん」と言っていますが恐らくこういった感情が爆発するような機会はあまりなく、感情の行き場を失っている感じでしょう。
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瑛太→夏目→相馬→森川と分かりやすい矢印を掘り下げていた3,4話。
相馬の告白を持ってとりあえず一段落というか一区切りついた感じでしょうか。一区切りなだけで色々と更にこじれてきましたが…。
少し関係性が崩れたので小宮、そして他の個性あるサブキャラ達がここにどう入り込んでくるのか、どう展開していくのか今後もとても楽しみです。
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