ふるめも

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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン先行上映会」で感じた魅力と感想

 お久しぶりです。ふるです。

 開設から1記事目まで5ヶ月かけたと思いきや2記事目は3ヶ月ぶりとなってしまって本当に書く気があるのか?となってしまいますね。もう少し更新頻度を上げつつ色々書いていきたい所存です。

 

 そんなこんなで、今回は2017/10/21(土)にロームシアター京都で行われた「京アニ&Doファン感謝イベント」のプログラムの1つ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン先行上映会」に参加してきたのでそれについて書きたいと思います。

 イベントの感想というよりは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」というアニメを1,2話視聴した段階での感想をメインに書いていきます。

 そのため1,2話のネタバレにもなるかもしれないのでご注意を。1,2話の段階でネタバレも何もあるかという話でもありますがまあ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンについて

 そもそもヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメ情報ですが、2018年1月(冬クール)より放送開始する京都アニメーション制作のアニメです。まあ細かいことは公式HPにて。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

 原作は「中二病でも恋がしたい!」「境界の彼方」等でもお馴染みのKAエスマ文庫より出版中の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(著:暁佳奈)です。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト | KAエスマ文庫

 既に上下巻で完結しているためストーリーの大筋は原作準拠になると思いますが、京都アニメーションが発行しているレーベルのためアニメでのオリジナル展開や新キャラクターの追加も十分に考えられます(実際に1,2話ともにほぼアニオリ展開で新キャラクターも追加されていたみたいです(笑))。

 ちなみにPVも現時点で3作公開されています。

●1作目

www.youtube.com

●2作目

www.youtube.com

●3作目

www.youtube.com

 それでは、私自身が感じたことを書いていきたいと思います。

 私は原作未読で1,2話も上映会で1回見たきりなのでとんでもなく的外れなことを書いているかもしれないですがその時はその時で(?)。

世界観、景観、劇伴

 4年間に及ぶ南北大戦が終戦し、戦争の傷跡が残りつつも人々が新たな生活に慣れ始めた時期から本編が始まります。実際の南北戦争をモデルにし時代背景として取り入れられているのかもと考えられますが詳しいところはよく分からないです。

 さて、京都アニメーションと言えばキャラクターの動きや小物を始めとした舞台の細かい描き込み、そこから生まれるリアリティの高さが評価されていますね。アクションシーンを描くことはありつつもその作品の多くは現代を舞台にしていて大まかに学園モノと言われるものでした。

 今作では(モデルや参考資料はあると思いますが)珍しくファンタジー世界での舞台設定となっていて新たな一面を感じることができます。街並みや小道具の描き込みがエゲツないことになっていて、物語の展開や台詞の有無に関わらず真っ先にこの世界に引き込まれる要素になります。

 そしてこの世界観に引き込まれるもう1つの要素が劇伴。今作の劇伴担当は元Elements GardenEvan Callです。

 Elements Garden時代「唯一オーケストラ譜面が書けるメンバー」と言われていたようにその魅力はオーケストラ編成ならではの「壮大さ」だと感じます。

 オーケストラ編成での壮大さ、そして弦楽器を軸にした情緒揺さぶるメロディラインが劇場クオリティの舞台設定を更に際立たせ、素晴らしい相乗効果を生んでいます。

物語の展開、テーマ性

 物語の本筋となるのは「感情を持たない少女」ヴァイオレットの成長譚です。

 4年間の大戦に「道具」として参加し続けたこともあり感情の理解、表現に疎い彼女が「自動手記人形」という職業を通し人の気持ちや言葉の本当の意味を知り成長していく。…と思います(笑)。

 ちなみに「自動手記人形」は「オートメモリーズドール」「ドール」とも言われていますが業務の由来に人形が絡んでいるだけで普通の人間がタイプライターを使用し依頼者の文書を代筆する職業です。

 依頼者の言葉をそのまま文書にするわけではないので言葉の意味や本質、そこに込められた依頼者の気持ちを理解する必要があり、ヴァイオレットの成長とそれを通して言葉の大切さや人の温かみが伝わってくる作品になると思います。

個人的な今後の注目点

ヴァイオレットの生い立ち

 そもそもヴァイオレットは戦線にて海軍大佐であるディートフリートに拾われ、その弟であり陸軍少佐であるギルベルトの元で大戦に参加しています。

 拾われた時の詳しい描写はまだ分かりませんが、大戦で戦果を上げ続けていたことから相当な訓練を受けていたか、特殊な事情やフィクション的な設定があるものと考えられます。「感情を失った」ではなく「感情を持たない」とインタビュー等で言われていることや時代背景を考えると、現実的なのは生まれてからすぐに奴隷として軍事訓練を受けていたといったところでしょうか。

 大戦時のギルベルトとの描写は多少ありましたが、ディートフリートに拾われる以前のヴァイオレットに関する描写はまだ無く、今後のヴァイオレットの人格形成や感情に関する部分に多少なりとも関係はありそうな点です。

エヴァーガーデン家との関わり

 終戦後、身寄りのないヴァイオレットはギルベルト(厳密にはギルベルトの生まれである貴族の名家のブーゲンビリア家)の遠縁であるエヴァーガーデン家に引き受けられることになります。しかしヴァイオレットはエヴァーガーデン家のティファニー婦人の好意に甘えようとせず、会話も歪さを感じさせるものでした。

 「自動手記人形」を通して他人への理解を深めていくことでティファニー婦人への態度やエヴァーガーデン家との関係も変わっていくと思うので、些細な描写でも注目していきたいです。

他の「自動手記人形」を始めとしたサブキャラクターの成長

 2話段階で看板自動手記人形であるカトレアを始めエリカ、アイリスといった他の自動手記人形、配達員であるベネディクト等サブキャラクターが多く登場します。

 それぞれ背景設定のしっかりした癖のあるキャラクターに仕上がっているので、ヴァイオレットの成長だけでなくそれと共に成長していくであろうサブキャラクター達のストーリーからも目が離せません。

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 ところでこの上映会、TRUEさんが出るっていうのが一番の目当てで行ったのですがEDが茅原実里さんだと発表されてしまうしシークレットゲストで登壇するしCDジャケはとんでもないし大変大変!となってしまいました。「Sincerely」と「みちしるべ」がどっちも最強すぎるのでそれについても書きたいけどまあ発売してからですかね。

 ヘラヘラ上映会に行ったらアニメも面白すぎる!となってしまったし何もかも無敵すぎて1月がとても待ち遠しいです。

 それでは、次は更新間隔が空きすぎないように何か書きたいと思います。

 読んでいただきありがとうございました。

 

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