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「俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン3(ファンタジア文庫) / 凪木エコ」感想

俺の青春を生け贄に、彼女の前髪をオープン 3 (富士見ファンタジア文庫)

個人評価:6/10点

「私が太郎と付き合える可能性もあるんだよね」2nd幼馴染み・桜の告白。夏祭りを境に俺たちの関係性は変化―「サ、サリュのタロ様ですよう!ベタベタしすぎですよう!」―せずに、1st幼馴染み・サリュの猛烈アピールとの板挟みで俺はキャパオーバー。え?ヘ、ヘタレじゃねーし!!そんな状況で、サリュのコミュ難改善のビッグチャンス・文化祭が近づく。幼馴染み二人への返答、サリュのプロデュース…高校生活で一番の大勝負だ、ウジウジしてらんねぇ!!と気合いを入れ直してたら、サリュが帰国宣言するってどういうこと!?見せびらかし系青春ラブコメ、約束を果たすのは今!

 実は最終巻だった第3巻。文化祭の話がメインとなっていますが一巻通してのエピローグといった印象です。

 作品のメインテーマであった「サリュを学園のヒロインにする」という意味での太郎のアプローチ自体は前巻まででほぼほぼ終わっていて、「自分の学園内での立ち位置をサリュ自身が理解する」ことと「太郎、サリュ、桜の三角関係を解決する」ことが今巻のメインとなっていました。そのためエピローグといった印象を強く受けたのかもしれません。

 正直3巻にはこれといって盛り上がるところが無かったためあまり書くことがないのですが、今までの展開や各キャラの成長、関係性をまとめあげて綺麗に落とし込めていて良かったです。まあエピローグなのでそんなもんなんですけど。

 全体を通して文章のテンポ感や文体が読みやすく、良くも悪くも非常にすらすらと読むことができる作品でした。サリュや桜をはじめルナやキンタといったサブキャラにまでも愛おしさ、愛着を感じることができ、次回作にも期待したいです。

 

 ちなみに個人的にはサリュよりも桜派でした。結果がああなってもやっぱり桜だなあとなってしまいますね。ツンデレとかクーデレが好きかと言われると微妙なのですがやっぱり一途な子は良いですね。まあサリュも一途でしたけど。

 ところでこの作品、まったくもって青春を生贄にしてませんでしたよね…?