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「陰キャになりたい陽乃森さん Step2(電撃文庫) / 岬鷺宮」感想・レビュー

個人評価:★☆☆☆☆

【前巻】「陰キャになりたい陽乃森さん Step1(電撃文庫) / 岬鷺宮」感想・レビュー - ふるめも

陰キャ陽キャの歩く道は交わらない―それをある意味覆した、陽キャ中の陽キャ、陽乃森さんの変貌事件。それからしばらくして…今度は陰キャ安息の地であるはずの「陰キャ部」に陽キャ化希望の波が到来していた。無理して陽キャになろうとすることは、自分を否定すること…そんなポリシーで協力を拒否した俺に対抗して、陽乃森理瀬は強力すぎる仲間を呼び寄せた!?何やってんだあいつ!変わらないもの、変えたいもの、変わってほしくないもの、それでも変わっていくもの―想いが交錯する先にあるものは?やっぱりわかりあえない俺たちの、異文化激突青春ラブコメ!

 1巻とは逆に因幡と透子が陽キャを目指す第2巻。もうタイトル関係なしですね。陽キャ化の手伝いとして呼ばれた陽乃森の友人・六曜と庄司を絡めたストーリー展開となりました。

 全体的なテーマとしては前巻と同じように外見や信念といった部分で変わるもの変わらないもの、その中で何を大切にしていくかといった感じです。面白くなくはないのですが個人的にはあまり各キャラに魅力を感じることができなかったこと、陽キャ陰キャといった括りに対する印象の当てはめがちょっとしっくりこなかったこと等からあまり合わない作品でした。

 鹿家野と陽乃森、そして透子を絡めた今後の展開は気になりますが3巻は良いかなあといったところ。好きな作者ではあるので次回作に期待です。